LIFE VIDEOインタビューから一日経って思い返すといくつもの言葉が浮かんできます。
それは改めて考えてみると
「コチラが聞こう」と思ったことでもなく
また「アチラがこれは話そう」と思っていたことでもありません。
数時間インタビューして来た中で「心が開いてきて、ふと自分の人生の中に見つけた欠片(かけら)」だったりします。
つまりLIFE VIDEOを作ろうとすることによって"色々なことを思い出す作業"が進むのですが、
その中に無意識に蓋をしていた"人生の芯"というのがあるのかもしれません。
それがコチラと一緒に「自分の人生への旅」に出ることによって、
ふとその蓋に気付いて開けてみたら
本人も忘れていた"芯"が隠れていて
そこから言葉が思いが溢れ出して来たりするのです。
そんな経験をすると、
インタビュアーがすることは「何かを聞き出す」のではなく
「心を開いてもらう」事なのだと思ったりします。

またLIFE VIDEOを作らせてもらった女性経営者から
「人生観が変わった」という感想をご主人経由でいただきました。
実はとても嬉しい最高の感想でした。
LIFE VIDEOは、その人のこれまでの人生の断片を「どういう意味であったのか?」で並べ直します。
そしてその人が潜在的に「これから進もうとしている方向」の過去との連関を意味付けます。
この事によって「そうか私がこれから進もうとしているボンヤリと見えていた方向はそういう意味があったのだ」と気が付くこと。
これが「LIFE VIDEOが人生観を変える」事だと思います。
その女性経営者に関しては人伝(ひとづて)なので詳しくはわからないのですが、コチラが目指したその事が彼女の胸にそう響いたのであるなら嬉しいことです。
彼女は本当の苦労をしているので「ものを見極める力」がとてもある人だと感じていました。その彼女がこう言うように思ってくれたのなら頑張った甲斐があったというものでしょう。

僕自身が一年前に考えて来たことよりもLIFE VIDEOの意味が広く、深くなって来ている気がしています。
一本一本丁寧に悩み苦しみながら積み重ねて行くことがLIFE VIDEOの最大の財産になることを改めて胆に命じます。